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ANAのSFC修行は無駄だからやめた方がいいのか?この記事ではやった方が良い人、やらない方が良い人についてご紹介していきます。
私はSFCも持ってますし、ANAのダイヤモンド会員の維持もしていますので、その点も踏まえて解説していきたいと思います。

【この記事の執筆者】

ブログ「マイルの錬金術師」の運営者本人でもあります。
ANA:ダイヤモンド、マリオット:LTチタンエリート(生涯ステータス)など多数の旅行系ステータスを保有してます。
クレジットカードの選び方のアドバイスが得意で、500名以上の方のお話を無料ZOOM相談で伺った実績があります。
SFC修行は無駄だからやめた方がいい?


SFC修行が無駄なのかについて考えていきたいと思います。
SFC修行で得られるもの


SFC修行で得られるものは、ANAのプラチナメンバーで利用できるサービスのほとんどが、カードを持っている限りずっと利用できる点にあります。
主なサービスメリット
・ビジネスクラスカウンターの利用(国内線はプレミアムチェックイン)
・ANAラウンジなど空港ラウンジの利用
・機内への優先搭乗ができる
・受託手荷物の優先受け取りが利用できる
・家族カード発行で、家族も同様のサービスを利用できる
など
実際にSFCで得られるサービスについては、以下の記事で写真つきでご紹介してます。


SFC修行にかかる費用と時間


SFC修行にかかる費用と時間の目安ですが、単純に「羽田-那覇」を普通席で往復した場合17回の往復が必要になります。


1フライト12,680円(2025年5月時点の最安料金)で17回往復をすると、飛行機代だけで431,120円がかかります。
(12,680円×2×17=431,120円)
これ以外に、空港までの交通費、食事代、宿泊をすればホテル代などが追加で必要になりますので、どんなに安くやっても50万円はかかり、観光などしながら楽しくやると100万円くらいの予算は必要になるかもしれません。
また、飛行機に乗っている時間は片道3時間とすると102時間になります。
(3時間×2×17=102)
飛行機の中は行動が制限されるのでは、100時間乗るのは目的がないと結構キツイです。
羽田-那覇以外の修行ルートについては以下の記事で解説してますので、合わせてご参考ください。


SFC修行の挫折、やめてしまう理由


挫折理由の1つに、SFC取得までにかかる費用と時間にあると思います。
1年間に使う趣味にしては、中々高額な趣味になりますので、この辺の見積もりは事前にしっかりしておく必要があります。
また、挫折してしまうもう一つの要因は、とにかく安く取得したいとケチってしまい、同じ路線の単純往復をひたすら繰り返して飛行機に乗るのが飽きてしまうパターンです。
空港から一歩も出ないで、同じ路線の単純往復は、正直地獄のような苦行です。
あと挙げられるのは、家族の同意を得られないことがあるケースです。
旅行が好きな人であっても、行った先に用はなく単純にポイント稼ぎの為に飛行機に乗っていると言ったら、SFCの価値がわからない人からしたら意味がわからない行動です。
とはいえ、興味のない人からしたら理解を得られない趣味なんて世の中たくさんありますので、もし反対されたらSFCを取得して家族で旅行している未来をイメージさせてあげるのが最初の一歩ではないでしょうか。
YouTubeなどに視覚的にイメージさせられるものはたくさんありますし。
結局、SFC修行は無駄なのか?


SFCを取得した方が良い基準というものは人それぞれなので、基準はありません。
ただ、1年だけ頑張ってステータスを取れば永続的に使えますので、年に3〜4回出張や旅行でANAもしくはスターアライアンス加盟航空会社の飛行機に乗る機会があれば、取得するメリットは十分にあると思います。
SFCは一度取得してしまえば、ルール改訂がない限りカードを持っている限りANAの上級会員サービスを受け取ることができます。
(JALはサービス改訂しても過去に取得した方のステータスは維持されているので、ANAが今後ルール改訂しても既存客を切り捨てる様なことはしないのでは?と思います)
なので、たとえば現在40歳の方が取得した場合、70歳くらいまで旅行をすることを考えると30年間利用することになるので、飛行機に乗る方からしたら決して無駄にはならないと思います。
あとは、価値観の問題ですが、空港の優先サービスやラウンジの利用に価値を感じられるかだと思います。
行列ができていても並べばいい、ラウンジに入れなくてもフードコートで食事をすればいい。
ラウンジはプライオリティパスで十分って場合は、SFCの取得を再考しても良いと思います。
SFC修行をやった方が良い人


年に数回出張や旅行で飛行機に乗る予定のある人
今後、飛行機に乗る見込みがある場合、何歳まで旅行をするかわかりませんが、サービスが維持されることを考えると若いほど有利です。
30代の方であれば30年以上利用できるでしょうし、40代の方でも20年以上です。
最低50万円〜の費用が必要になるので、無理してやるものではありませんが、チャンスがあれば狙ってみても良いと思います。
今後SFC取得が難しくなる可能性があるので早く取りたい人
JALには、SFCと類似サービスでJGC(JALグローバルクラブ)というサービスがあります。
2023年までは、SFCと同じような取得条件でしたが、2024年よりルールが変わり、単年の実績ではなく生涯実績でのステータス取得に変更になりました。
SFC同等のステータスを獲得するには、SFC修行を3年くらいやる必要があるというようなイメージを持ってもらえれば良いかと思います。
SFC会員数が一定数まで増えれば、サービス維持をする為にJALと同様ANAも獲得条件を引き上げる可能性があります。
それが2026年か、2027年か、それとも当面ないのかはわかりません。
JALは2023年の秋に発表して、2024年から単年での獲得を不可としたので、ANAも急な方針発表があるかもしれません。
SFC獲得を狙っているなら、そういった面も考慮して早めの取得を検討する必要があるかもしれません。
空港の優先サービスやラウンジ利用をしたい人
SFCではANAプラチナメンバーとほぼ同等のサービスを利用できますが、特にメリットを感じやすいサービスが以下の内容になります。
主なサービスメリット
・ビジネスクラスカウンターの利用(国内線はプレミアムチェックイン)
・ANAラウンジなど空港ラウンジの利用
・機内への優先搭乗ができる
・受託手荷物の優先受け取りが利用できる
・家族カード発行で、家族も同様のサービスを利用できる
など
特に、ANAラウンジの利用は憧れるものがあるのではないでしょうか?


国際線のANAラウンジでは、ビュッフェやヌードルバーで食事が提供されています。


お酒も飲み放題です。写真に写っていないビール、ワイン、スパークリングワインなども用意されています。
SFC修行をやらない方が良い人


今後飛行機に乗る回数があまり見込めない人
今後、出張や旅行をする見込みの少ない方は、SFCの維持費も含めてもったいないので、取得は見送っても良いと思います。
空港の優先サービスやラウンジ利用に興味のない人
SFCで得られる空港の優先サービスやラウンジの利用に興味がない場合も、わざわざ取得する必要はないです。
SFCはいらないけど、ラウンジは使いたいって場合は、プライオリティパスを発行しておけば良いと思います。
プライオリティパスは世界1,700箇所以上の空港ラウンジにアクセスすることができる会員パスになります。
一般的にクレジットカードに付帯しているので、対応しているクレジットカードを発行すればラウンジ問題はほぼ解決できるかと思います。
プライオリティパスおすすめのクレジットカードについてはこちらの記事をご参照ください。
JALやLCCなど関連のない航空会社をメインで利用する方


ANA、もしくはスターアライアンス加盟の航空会社の飛行機ではなく、JALやLCCなど関連のない航空会社を利用することが多い場合も、SFCは使えないので取得不要です。
JALでステータス取得を目指したい場合は、こちらの記事をご参考ください。
SFC修行は無駄だからやめた方がいいのかまとめ


SFC修行は無駄なのか?というテーマで解説してきました。
無駄かどうかは、
今後ANAや関連航空会社の飛行機に生涯でどれくらい乗りそうか?
SFCで得られるサービスに魅力を感じるか?
このあたりをどう捉えるかだと思います。
少なくとも50万円の費用と100時間のフライトは必要になりますので、その点と合わせて取得を検討いただくと良いと思います。
また、今後は取得ルールが厳しくなる可能性もあるので、あまり時間的猶予もないかもしれません。
その点も念頭においてご検討ください。
SFC修行の始め方については、以下の記事で詳しく解説しています。


以上、最後までお読みいただきありがとうございました。