2024年11月に開業したフォーポイントフレックスbyシェラトン宇都宮は、マリオットボンヴォイ系列の中でも新しいブランドとして注目を集めています。
宿泊を検討する中で、客室の広さや朝食の内容、そしてリブランド前のユニゾインエクスプレスの名残がどれくらいあるのか気になる方も多いのではないでしょうか。
私自身が実際に宿泊し、駅からホテルまでのアクセス環境やアメニティの充実度、プラチナエリート会員としての特典がどう適用されるのかを詳しく調査してきました。
この記事では、ビジネス利用や観光の拠点としての利便性を含め、宿泊前に知っておくべきポイントを余すことなくお伝えします。
【この記事でわかること】
- 11平米という客室のリアルな居住性と荷物の収納術について
- 無料提供される朝食のパンやコーヒーのクオリティと活用法
- マリオット会員が注意すべき宿泊実績0.5泊ルールの詳細
- 宇都宮駅東口からのアクセスや周辺の駐車場情報の比較
この記事の執筆者
ラグトピ(Seki)ブログ「マイルの錬金術師」の運営者本人でもあります。
ANA:ダイヤモンド、マリオット:LTチタンエリート(生涯ステータス)など多数の旅行系ステータスを保有してます。
クレジットカードの選び方のアドバイスが得意で、500名以上の方のお話を無料ZOOM相談で伺った実績があります。
フォーポイントフレックスbyシェラトン宇都宮 宿泊記ブログレビュー


フォーポイントフレックスbyシェラトン宇都宮は、マリオット・インターナショナルが展開する「宿泊特化型ホテル」の新しい形を体現した施設です。
もともとは「ユニゾインエクスプレス宇都宮」として運営されていた建物をリブランドし、2024年11月に再オープンしました。
外観や基本的なハードウェアは以前のビジネスホテルの規格を色濃く残していますが、オレンジと黒を基調としたマリオットらしいデザインコードが随所に取り入れられています。
実際に滞在してみると、シェラトンという名前から連想するラグジュアリーなホテルというよりは、機能性を極限まで追求した「外資系ビジネスホテル」という表現がしっくりきました。
特に印象的だったのは、スタッフの方々のホスピタリティです。
ハード面での制約がある分、接客の丁寧さや挨拶の明るさでカバーしようという姿勢が感じられ、非常に気持ちの良い滞在となりました。
一方で、マリオットボンヴォイの会員にとっては「修行」の聖地としての側面も持っています。
価格設定が比較的リーズナブルであるため、宿泊実績を積み上げるための拠点として検討している方も多いはずです。
このブランドは「フレックス」という名の通り、柔軟な滞在スタイルを提案しており、特に1階のラウンジエリアはコワーキングスペースとしても非常に優秀でした。
フォーポイントフレックスbyシェラトン宇都宮 アクセス方法
ホテルはJR宇都宮駅の東口エリアに位置しており、ビジネスや観光の拠点として申し分のない立地です。
東口はLRT(宇都宮ライトレール)の開業によって近年急速に整備が進んでおり、西口の旧市街地とは違った近代的で整然とした雰囲気があります。
公式情報では駅から徒歩約7分とされていますが、実際に歩いてみるといくつかの注意点が見えてきました。
駅の改札を出てペデストリアンデッキを通り、地上に降りて大通りを直進するルートになりますが、信号待ちなどを含めると大人の足で実質10分程度は見ておいた方が無難です。


駅からのルートには屋根のあるアーケードがありません。
雨天時は傘が必須となり、大きなスーツケースを持っている場合は少し距離を感じる可能性があります。
車でアクセスする場合、駐車場選びはコストを抑えるための重要なポイントになります。
ホテル敷地内には立体駐車場と平置き駐車場がありますが、台数に限りがあり先着順です。
料金は平日で1泊1,000円、週末は1,500円となっています。
もし満車の場合や、夜遅く到着して翌朝早く出発するようなショートステイの場合は、近隣のコインパーキングを利用するのも賢い選択です。
周辺には夜間最大料金が数百円程度に設定されているパーキングも点在しているため、到着時に看板をチェックしてみることをおすすめします。
フォーポイントフレックスbyシェラトン宇都宮 チェックイン


エントランスを抜けると、コンパクトながらも清潔感のあるロビーエリアが広がっています。
フロントデスクは有人対応が基本となっており、自動チェックイン機が並ぶだけの無機質なビジネスホテルとは一線を画す温かみがありました。
チェックインの手続きはスムーズで、マリオット会員情報の確認や館内説明も的確に行われました。
ここで一つ注意したいのが、アメニティの受け取り方法です。
客室には歯ブラシやカミソリなどの使い捨てプラスチックアメニティが一切設置されていません。
これはサステナビリティへの取り組みの一環で、フロント付近にある「アメニティバー」から必要な分だけを自分で持っていくスタイルになっています。


歯ブラシ、ヘアブラシ、綿棒、ボディタオルなどが用意されていますので、チェックインのタイミングで忘れずにピックアップしましょう。


フォーポイントフレックスbyシェラトン宇都宮 プラチナエリート特典


マリオットボンヴォイのエリート会員にとって、このホテルでの特典適用ルールは少し特殊であるため、事前の理解が不可欠です。
フォーポイントフレックスブランドは、他のマリオット系ホテルとは異なる独自の規定を持っています。
まず、最も重要なのが宿泊実績のカウント方法です。
宿泊実績「0.5泊」のルール
通常は1泊につき1エリートナイトが付与されますが、当ブランドでは1泊につき0.5実績しか付与されません。
連泊しないと1泊分の実績としてカウントされない場合があるため、プラチナ修行などで利用する際は計算に注意が必要です。
ポイントの獲得率も通常ブランドの半分(1米ドルあたり5ポイント)に設定されています。
しかし、悪いことばかりではありません。
私が滞在した際は、プラチナエリート特典として16時までのレイトチェックアウトを適用していただけました。
通常のビジネスホテルでは10時や11時のチェックアウトが一般的ですが、夕方まで部屋を使えるというのは非常に大きなメリットです。
また、客室のアップグレードについては、基本的にシングルルームが主体の施設であるため、劇的な変化は期待できません。
スイートルームなどは存在しないため、高層階へのアサインが実質的なアップグレードとなります。
朝食は会員ステータスに関わらず宿泊者全員に無料で提供されるため、ここでの差別化はありませんでした。
ラウンジアクセス権についても、専用のクラブラウンジはなく、1階の共用ラウンジを全宿泊者が利用できる形となっています。
フォーポイントフレックスbyシェラトン宇都宮 お部屋レビュー


今回宿泊したのは、このホテルの標準的な客室である「シングルルーム」です。
リブランドにあたり内装はリフレッシュされており、明るい木目と白を基調とした清潔感のある空間でした。
しかし、そのスペックについては包み隠さず「本音」をお伝えする必要があります。
ベッドルーム


客室の広さは公称で11平米です。
これは正直なところ、現代のホテルとしてはかなり狭い部類に入ります。
ドアを開けるとすぐ目の前にベッドがあるような距離感で、大型のスーツケース(80Lクラス)を床で全開にするスペースはほぼありません。
私は機内持ち込みサイズのキャリーケースでしたが、それでも広げる場所には工夫が必要でした。
ベッドの下に収納スペースが設けられているため、荷物を解いた後はスーツケースをそこに押し込むのが正解です。


デスクは窓際に設置されており、横幅はあるものの奥行きが浅めです。
ノートPCを置くことは可能ですが、資料を広げて作業するには少し手狭に感じました。


ただ、電源周りは充実しており、枕元やデスクにコンセントとUSBポートが完備されているため、デジタルデバイスの充電に困ることはありません。
クローゼット


独立したクローゼットスペースはなく、壁面にハンガーを掛けるタイプのオープンクローゼットが採用されています。
冬場の厚手のコートやロングコートを掛けると壁に擦れてしまう可能性があるため、気になる方は注意が必要です。


消臭スプレーも完備されており、ビジネス利用でのスーツのケアには最低限対応しています。
部屋着(パジャマ)は客室には置かれておらず、1階のアメニティステーションから持ってくる方式です。
タイプは紐で結ぶ浴衣スタイルのガウンですので、はだけるのが苦手な方は自前のパジャマを持参することをおすすめします。


ミニバー


デスクの下には空の小型冷蔵庫が設置されています。


中は空ですので、買ってきた飲み物を冷やすのに使えます。
電気ケトルとマグカップは用意されていますが、無料のペットボトルウォーターは客室内にありません。


その代わり、各階のエレベーターホール横にウォーターサーバーが設置されています。
部屋のケトルや持参したボトルに水を汲みに行くスタイルですが、個人的にはペットボトルのゴミが出ない点はエコで良いと感じました。
洗面エリア・バスルーム


バスルームは、典型的な3点ユニットバス(トイレ、洗面台、浴槽が同室)です。
広さについては、大柄な男性だとトイレに座った際に壁やドアの圧迫感を感じるレベルの狭さです。
ただ、改装直後ということもあり、水回りの清潔感は抜群でした。
嫌な臭いやカビなどは一切なく、シャワーカーテンも新しいものが使われています。
トイレは洗浄機能付き(ウォシュレット)で、シャワーもサーモスタット式のため温度調整が容易です。
「狭くても清潔なら問題ない」と割り切れる方であれば、機能面での不満は少ないでしょう。
フォーポイントフレックスbyシェラトン宇都宮 レストラン朝食


フォーポイントフレックスbyシェラトン宇都宮では、宿泊者全員に無料で朝食が提供されます。
会場は1階の「The Lounge」で、提供時間は朝6:00から10:00までとなっています。
「ホテルの朝食ビュッフェ」を想像して行くと少し驚くかもしれませんが、ここはあくまで「軽食の無料サービス」と捉えるのが正解です。
フード


メニューの中心はパンです。
日替わりで3〜5種類ほどのパンが並んでおり、クロワッサンやパン・オ・ショコラ、ベーグルなどがありました。
トースターが設置されているので、リベイクして温かい状態で食べることができます。


パン自体のクオリティは高く、サクサクとした食感でバターの香りも感じられ、とても美味しかったです。
サラダ、卵料理、ソーセージ、ご飯、味噌汁といった「おかず類」は一切提供されません。
また、バターやジャムの提供も見当たりませんでした。
しっかりとした食事を摂りたい方は、前日にコンビニでサラダやヨーグルトを買っておくか、近隣のカフェを利用するのが良いでしょう。
ドリンク


ドリンクバー形式で、コーヒーマシンが利用できます。
コーヒーはブレンドだけでなく、カフェラテやカプチーノ、ココアなども選べるタイプで、満足度は高かったです。
また、この朝食サービスには「Grab & Go(テイクアウト)」システムが採用されています。
専用の袋とカップが用意されているため、パンとコーヒーを部屋に持ち帰ってゆっくり食べることも可能です。
身支度をしながら部屋で軽く済ませたい時には、非常にありがたいシステムだと感じました。
フォーポイントフレックスbyシェラトン宇都宮のコインランドリー


長期滞在や出張時に欠かせないコインランドリーも館内に完備されています。
特に夏場の利用や、荷物を減らしたい旅行者にとっては重要な設備です。
台数は多くありませんが、ビジネスホテルの標準的な設備としてしっかりと稼働していました。
客室が狭く部屋干しをするスペースが限られるため、乾燥機まであるコインランドリーの存在は非常に心強いです。
フォーポイントフレックスbyシェラトン宇都宮 宿泊記ブログレビューまとめ


フォーポイントフレックスbyシェラトン宇都宮は、割り切りと使い方が明確なホテルです。
11平米という客室の狭さや、0.5泊という特殊な宿泊実績ルールは、事前に知っておかないとマイナスポイントになりかねません。
しかし、それを理解した上で利用すれば、非常にコストパフォーマンスの高い滞在が可能です。
【このホテルがおすすめな人】
- マリオットボンヴォイのキャンペーン期間中に安く滞在数を稼ぎたい方
- 客室は「寝るだけ」と割り切り、日中はラウンジや外で活動する方
- 清潔でセキュリティのしっかりした環境をリーズナブルに利用したい方
- 朝食は美味しいパンとコーヒーがあれば十分という方
旧来のビジネスホテルのハードウェアに、マリオットの洗練されたソフト面(デザインや接客)が融合しており、宇都宮での新しい滞在の選択肢として十分に魅力的です。
特にレイトチェックアウトなどのエリート特典をうまく活用できれば、価格以上の満足感を得られることは間違いありません。
宇都宮へのお出かけや出張の際は、ぜひ候補に入れてみてはいかがでしょうか。
マリオットボンヴォイのホテルに宿泊するなら「マリオットボンヴォイアメックス」を持っていると便利です。
年会費の安いカードではありませんが、旅行のスタイルに合わせてご検討ください。






