和歌山県の美しい白良浜を見下ろす高台に位置し、歴史ある白浜温泉の伝統と、世界的なホテルブランドであるマリオットの現代的な快適さが見事に融合した「南紀白浜マリオットホテル」。
2017年の開業以来、関西屈指のリゾートホテルとして多くの旅行者を魅了し続けているこのホテルですが、これから初めての宿泊を検討されている方の中には、公式サイトの情報だけでは見えてこない「実際の滞在感」を知りたいという方も多いのではないでしょうか。
ブログや宿泊記を検索して情報を集めている方にとって、特に気になるのは「プラチナエリート会員の特典はどれくらいお得なのか」「子供連れでも安心して過ごせるのか」「温泉付き客室の実際の価値はどうなのか」といった、リアルな口コミ情報だと思います。
また、憧れの「温泉ビューバス付き客室」が実際にどのような眺望や入浴体験をもたらしてくれるのか、また高台という立地ゆえのアクセス難易度や周辺の食事事情など、予約前に解消しておきたい疑問は尽きません。
私自身が実際にこのホテルに滞在し、肌で感じた空気感、サービスの詳細、そして実際に泊まってみて初めて気づいた注意点などを、余すことなく詳細にお届けします。
【この記事の執筆者】
ラグトピ(Seki)ブログ「マイルの錬金術師」の運営者本人でもあります。
ANA:ダイヤモンド、マリオット:LTチタンエリート(生涯ステータス)など多数の旅行系ステータスを保有してます。
クレジットカードの選び方のアドバイスが得意で、500名以上の方のお話を無料ZOOM相談で伺った実績があります。
南紀白浜マリオットホテル宿泊記をブログレビュー


これから南紀白浜への旅を計画しているあなたが、最高の思い出を作るためのガイドブックとして活用していただけるよう、徹底的に深掘りして執筆しました。
- 温泉ビューバス付プレミアルームから望む実際の絶景と、入浴時のプライバシーや使い勝手に関する詳細
- プラチナエリート会員以上が享受できるクラブラウンジでの飲食内容と、朝食ビュッフェの全貌
- 名物の「紀州南高梅」が楽しめる、地域色豊かな朝食メニューの魅力
- 高台という特殊な立地における、空港や駅からのアクセス手段と、徒歩移動の現実的な難易度
南紀白浜マリオットホテル アクセス方法
南紀白浜マリオットホテルへのアクセスを計画する際、まず最も重要かつ理解しておくべき点は、ホテルが白良浜を見下ろす「急勾配の丘の上」に位置しているという地形的特性です。
このロケーションこそが、客室やロビーから太平洋を一望できる圧倒的なパノラマビューを生み出している最大の要因なのですが、同時に移動に関しては「物理的な壁」として立ちはだかる側面も持っています。


まず空路でのアクセスですが、南紀白浜空港(SHM)を利用する場合、ホテルまではタクシーでわずか5分から7分程度という至近距離にあります。
羽田空港からのフライトを利用する首都圏からの旅行者にとって、空港到着後すぐにホテルへチェックインできる利便性は、移動の疲れを最小限に抑える上で非常に大きなメリットとなります。
空港からタクシーを利用した場合の運賃目安は約1,400円〜1,700円前後であり、複数人で利用すれば一人当たりのコストはバスとそれほど変わらず、快適さは段違いです。


一方で、JR白浜駅や空港から路線バスを利用する場合は、最寄りのバス停である「白良浜」または「走り湯」などで下車することになりますが、ここからの「ラストワンマイル」には十分な警戒が必要です。
バス停からホテルまでの道のりは、地図上では300メートルほどに見えますが、実際には心臓破りのような急坂が続きます。
特に夏場の高温多湿な環境下や、大きなスーツケースを携行している場合、あるいはベビーカーを押している場合やご高齢の方にとって、この坂道を徒歩で登り切るのは極めて過酷な試練となります。


徒歩移動に関する重大な注意点


「バス代を節約しよう」あるいは「少し散歩がてら歩こう」と安易に考えて徒歩を選択すると、ホテルエントランスに到着する頃には汗だくになり、チェックイン前に体力を大幅に消耗してしまうリスクが高いです。
特にチェックイン時は荷物も多いため、距離が短くても無理をせず、駅や空港から直接タクシーを利用するか、循環バスの時間を事前に調べておくことを強くおすすめします。
逆に、ホテルからビーチへ向かう「行き(下り)」は徒歩でも問題ありませんが、「帰り(上り)」はタクシーを利用するのが賢明な判断です。
自家用車やレンタカーで訪れる場合は、ホテル敷地内に宿泊者専用の地上駐車場が完備されており、基本的には無料で利用することができます。




南紀白浜エリアには、「アドベンチャーワールド」や、断崖絶壁の景勝地「三段壁」、広大な岩畳が広がる「千畳敷」など、魅力的な観光スポットが点在していますが、公共交通機関だけでこれらを効率よく回るのは至難の業です。
ホテル周辺の坂道問題や、夕食時にホテル外のレストランへ移動する際の手間を一挙に解決できるため、レンタカーでの移動が最も推奨される移動手段と言えるでしょう。
南紀白浜マリオットホテル チェックイン


ホテルのエントランスに足を踏み入れた瞬間、外界の湿気や喧騒から遮断され、マリオットホテルブランドを象徴する洗練されたフレグランス「This Works」や「Attune」の香りがふわりと漂ってきます。
この香りは、到着したゲストの脳裏に「これから特別な休日が始まる」というスイッチを入れる効果的な演出となっており、長時間の移動の疲れを心地よく解きほぐしてくれます。
ロビーエリアは非常に天井が高く設計されており、壁一面に設けられた巨大なガラス窓からは、白浜の青い海と空、そして手入れされた庭園の緑を望むことができ、圧倒的な開放感にあふれた空間です。
インテリアデザインは、木目調を基調としたナチュラルな素材感と、モダンな家具が調和しており、南紀白浜の自然環境とリンクする温かみのある雰囲気が特徴です。
チェックインカウンターでは、プロフェッショナルなスタッフの方が丁寧に案内をしてくれますが、夏休みや年末年始、ゴールデンウィークなどの繁忙期、特にチェックイン開始時刻である15時前後は非常に混雑することがあります。
しかし、マリオットボンヴォイのゴールドエリート以上の会員であれば、専用の優先レーン(エリート会員専用カウンター)が用意されている場合もあるため、一般の列に並ぶことなくスムーズに手続きを進めることが可能です。
スタッフの方々の対応は非常にフレンドリーでありながら、マリオットらしい洗練されたスマートさも兼ね備えており、地元の観光情報やおすすめの飲食店についても気軽に相談に乗ってくれます。
アメニティバーの利用方法と注意点


近年の世界的なサステナビリティへの意識の高まりや、プラスチック資源循環促進法の施行に伴い、このホテルでも客室内のアメニティ提供スタイルが大きく変更されています。
従来は客室の洗面台に当たり前のように置かれていた歯ブラシやカミソリなどの使い捨てプラスチック製品は、現在では客室に常設されていません。
その代わりに、ロビーのエレベーターホール付近に設置された「アメニティバー(アメニティコーナー)」から、ゲスト自身が必要な分だけをピックアップして部屋に持ち帰る方式が採用されています。




客室には基本的にタオル類や備え付けのボトル入りシャンプー類しか用意されていません。
チェックイン手続きを終えてルームキーを受け取ったら、エレベーターに乗って部屋に向かう前に、必ずこのアメニティバーに立ち寄りましょう。
以下のアイテムは部屋にないので、忘れずに持っていく必要があります。
- 歯ブラシセット
- カミソリ(シェーバー)
- ヘアブラシ
- シャワーキャップ
- コットン・綿棒セット
- シェービングジェル
この取り組みは、単なるコスト削減ではなく、環境負荷軽減を目的とした重要な施策です。(出典:環境省『プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律』)
南紀白浜マリオットホテル プラチナエリート・チタンエリート特典


世界最大のホテルチェーンであるマリオット・インターナショナルの会員プログラム「マリオットボンヴォイ(Marriott Bonvoy)」において、プラチナエリート以上のステータスを保有している場合、このホテルでの滞在価値は劇的に向上します。
通常であれば追加料金が必要なサービスが無料で提供されたり、客室そのもののグレードが上がったりと、年会費を払ってでもクレジットカード等でステータスを維持する価値があると実感できる瞬間です。
特に南紀白浜マリオットホテルはリゾートホテルであるため、寝るだけのビジネスホテルとは異なり、「お部屋の広さ」や「滞在時間の延長」、「ホテル内での食事」が満足度に直結します。
私が滞在した時点で確認できた、プラチナエリートおよびチタンエリート会員向けの主な特典内容と、その経済的な価値換算を以下の表にまとめました。
| 特典カテゴリー | 内容詳細 | 経済的価値の目安(試算) |
|---|---|---|
| 客室アップグレード | 当日の空室状況により、高層階、オーシャンビュー、または温泉付きプレミアルーム、さらにはスイートルームへの無料アップグレード。 | 数千円〜数万円相当 ※予約時との差額換算 |
| 朝食無料 | 会員本人+同伴者1名の計2名が、レストランでのビュッフェ朝食を無料で利用可能。12歳以下の子供も2名まで無料となる特典(キッズベネフィット)が付帯する場合が多いです。 | 約8,500円〜9,000円相当 ※大人2名分(1名約4,250円として) |
| ラウンジアクセス | 1階ロビーラウンジでのティータイム(ソフトドリンク・スナック)、およびカクテルタイム(アルコール・軽食・オードブル)の無料利用。本人+同伴者1名まで。 | 約4,000円〜6,000円相当 ※周辺飲食店での飲食代として換算 |
| レイトチェックアウト | 最大16:00までの滞在延長が可能(当日の空室状況による)。通常チェックアウトは11:00のため、最大5時間延長。 | プライスレス ※実質1泊分の半分の価値 |
| ウェルカムギフト | チェックイン時に、1,000ポイント、またはスナック&ドリンクなどのアメニティから選択可能。 | 約1,000円相当 |
| ボーナスポイント | 客室料金などの支払いに対して、プラチナは+50%、チタンは+75%のボーナスポイントが加算されます。 | 次回宿泊への充当価値 |
この中で特筆すべき最大のメリットは、やはり「客室アップグレード」の可能性です。
もし最も安価な「スーペリアルーム」や、眺望指定のない「和洋室」を予約していたとしても、当日の稼働状況に余裕があれば、一泊数万円高い「温泉ビューバス付プレミアルーム」に案内される可能性があります。
部屋に専用の温泉がついているか否かは、滞在の質を根底から変える要素であり、これが無料で叶うのはプラチナエリート以上の特権です。
また、16時までのレイトチェックアウトが適用されれば、最終日も朝からアドベンチャーワールドへ出かけ、パンダを見てからホテルに戻り、大浴場で汗を流して着替えてからチェックアウトするという、非常にゆとりある贅沢なスケジュールを組むことができます。
これらの特典を最大限に活用し、より豊かなホテルライフを送るための方法については、マリオットボンヴォイアメックスの入会キャンペーンと無料宿泊券のお得な使い道の記事でも詳しく解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
南紀白浜マリオットホテル お部屋レビュー


今回私が宿泊し、その詳細なレビューをお届けするのは、このホテルのラインナップの中でも特に人気が高く、最も推奨したい客室カテゴリーである「温泉ビューバス付 プレミアルーム(キングまたはツイン)」です。(今回はツインルームに宿泊)
広さは約42平米(㎡)と、日本の標準的なホテル客室と比較しても非常にゆとりがあり、スーツケースを2つ広げても全く足の踏み場に困らないほどのスペースが確保されています。
旧ラフォーレ南紀白浜からのリブランド時に大規模なリノベーションが施されているため、内装はシックでモダンなデザインに生まれ変わっており、清潔感にあふれています。
部屋に入った瞬間に感じるのは、窓の向こうに広がる海の青さと、部屋の広さがもたらす開放感です。
ただ広いだけでなく、動線も考慮された設計になっており、リゾート滞在における「居住性」の高さが際立っています。
ベッドルーム


客室の中央に鎮座するのは、世界中の高級ホテルで採用されているシモンズ社製のベッドマットレスです。
程よい硬さと包み込まれるような柔らかさを兼ね備えており、旅の移動や観光地巡りで疲れた身体を優しく受け止めてくれます。
睡眠の質は翌日の観光のパフォーマンスに直結するため、この高品質なベッドの存在は非常に重要です。
枕は1人あたり2個ずつ用意されており、硬め・柔らかめ、高め・低めといった好みに合わせて調整できるほか、リクエストすればそば殻枕や低反発枕なども手配可能です(数に限りがあるため、希望する場合は早めのリクエストが推奨されます)。


ベッドボードの両サイドには、ユニバーサルタイプのコンセントとUSBポートが完備されており、就寝中にスマートフォンやタブレットを枕元で充電できる現代的な仕様となっています。
また、ベッドサイドには照明のコントロールパネルが集約されており、寝たまま部屋全体の明かりを調整できるのも地味ながら嬉しいポイントです。




窓際には、大人二人がゆったりと座れるソファセットとテーブルが配置されており、ここから白良浜の美しい海を眺めながら、モーニングコーヒーを飲んだり、夜にお酒を楽しんだりする時間は格別です。


なお、ファミリーに人気の「和洋室」タイプの場合は、このソファスペースが畳の小上がり(和室スペース)になっており、靴を脱いで寛げるだけでなく、夜には布団を敷いて子供を寝かせることができるため、ベッドからの転落の心配がなく、小さなお子様連れには絶大な支持を得ています。
クローゼット


入り口を入ってすぐの場所に配置されたオープンタイプのクローゼットは、長期滞在にも対応できる十分な収納力を備えています。
ハンガーの数は冬場のアウターやジャケットを掛けても不足しない程度に用意されており、木製のしっかりとした作りが高級感を感じさせます。
また、アイロンとアイロン台が標準装備されている点は非常に評価が高く、ディナーでシャツを着用する場合や、スーツケースの中で衣類にシワがついてしまった場合にもすぐに対応できます。




引き出しの中には、ホテル館内(レストランなどの一部エリアを除く)や大浴場への移動時に着用可能な浴衣が用意されています。
この浴衣は、帯を締めるタイプのもので、温泉リゾートらしい情緒を感じさせてくれます。


加えて、貴重品を保管するためのデジタル式のセキュリティボックス(金庫)や、使い捨てではないしっかりとした履き心地のふかふかのスリッパ、靴ベラ、洋服ブラシといった基本的なアイテムも漏れなく完備されています。


特にスリッパは、ペラペラのものではなく厚みがあるタイプなので、部屋の中で過ごす際の快適性が保たれています。
ミニバー


客室内のミニバーコーナーはシンプルながら機能的にまとめられています。
カウンターの上には、無料のミネラルウォーター(ペットボトル)が人数分用意されており、さらに電気ケトル、インスタントコーヒー、紅茶や緑茶のティーバッグがセットされています。


コーヒーについては、ドリップ式のコーヒーが置かれています。
紅茶、日本茶のティーバッグも完備です。


冷蔵庫の中は基本的に空の状態(空っぽ)になっているため、これが逆に便利です。


ホテルの近くにあるコンビニエンスストアや、「とれとれ市場」などの土産物店で購入したご当地ドリンク、地ビール、スイーツ、要冷蔵のお土産などをたっぷりと冷やしておくことができます。
グラスやマグカップ、ティースプーンも人数分揃っており、ワインオープナーなどもリクエストすれば貸し出してくれるため、部屋飲みを楽しむための環境は十分に整っています。
洗面エリア・バスルーム


この「プレミアルーム」における最大のハイライトであり、他のホテルにはない圧倒的な価値を提供してくれるのが、窓際に設置された正真正銘の温泉ビューバスです。
日本三古湯の一つに数えられる白浜温泉の良質な源泉が、そのまま客室の浴槽まで引かれており、蛇口をひねればいつでも新鮮な温泉が注がれます。
大浴場のように営業時間を気にする必要もなければ、他のお客さんの視線を気にする必要もありません。
24時間、自分の好きなタイミングで、誰にも気兼ねすることなく何度でも温泉に入れるという贅沢は、何物にも代えがたい体験です。


浴槽の正面には大きな窓があり、昼間はコバルトブルーに輝く太平洋と白良浜の白い砂浜を、夕暮れ時には空と海が茜色に染まる幻想的なサンセットを眺めながらの入浴が可能です。
窓を開ければ心地よい海風が入り込み、波の音を聞きながら、まるで半露天風呂に浸かっているかのような開放感を味わえます。
泉質は、硫黄の香りがほのかに漂う「含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉」で、肌触りが滑らかで保温効果が高く、湯上がり後もポカポカとした温かさが持続します。
ただし、この素晴らしいビューバスにも、構造上の注意点や知っておくべきポイントがいくつか存在します。
ビューバス利用時の注意点とデメリット
- シャワーブースの配置問題:
一部の客室タイプ(特にツインルームの一部)では、窓際の温泉浴槽の近くに身体を洗うスペース(洗い場)がありません。シャワーブースが入り口付近の洗面所・トイレエリアに独立して設置されています。そのため、「シャワーブースで身体を洗う」→「バスタオルを巻いて部屋を横切る」→「窓際の温泉へ移動して浸かる」という独特な動線が必要になります。床が濡れないように注意が必要であり、冬場は移動中に少し寒さを感じるかもしれません。 - お湯の音:
温泉は常に循環・供給されている場合があり、チョロチョロという水音が静かな夜には気になることがあります。その場合は、給湯ボタンやバルブ操作で停止させることで静かになります。 - 窓の結露:
冬場など外気との温度差が大きい時期は、窓ガラスが激しく結露し、せっかくの景色が見えにくくなることがあります。その場合は、軽く窓を開けて換気をするか、タオルで拭う必要があります。


洗面台はモダンなシングルボウルタイプですが、カウンターの幅が広く、化粧ポーチや整髪料などを広げても余裕があります。


基礎化粧品(メイク落とし、化粧水、乳液など)は、客室には常備されておらず、アメニティバーでの提供もない場合が多いため、普段使い慣れたスキンケアセットを持参するか、大浴場の脱衣所に設置されているもの(ある場合)を利用することになります。
南紀白浜マリオットホテル レストラン朝食


ホテル滞在の大きな楽しみの一つである朝食は、3階にあるメインダイニング「Grill & Dining G(グリル&ダイニング G)」にて提供されます。
提供時間は通常7:00〜10:00(ラストオーダー)ですが、ゴールデンウィークや夏休みなどの繁忙期には、開始時間が早まったり、時間制限が設けられたりする場合があります。
このレストランは、マリオットのグローバルスタンダードに基づいた洗練された洋食メニューに加え、和歌山の海と山の幸をふんだんに取り入れたローカル色豊かな和食メニューが共存する、非常に満足度の高いビュッフェです。
店内は明るく開放的で、窓側の席からは海を眺めることができますが、週末や連休中の朝8:00〜9:00頃はピークタイムとなり、入り口に行列ができることが常態化しています。
混雑回避のためには、オープン直後の7:00台に向かうか、逆に遅めの9:30頃を狙うのが得策ですが、料理の補充状況などを考えると早めの時間がおすすめです。
フード


ビュッフェ台には、目移りするほど多彩な料理が並んでいますが、その中でも絶対に食べておきたい「マストイート」なメニューを詳しくご紹介します。


まず筆頭に挙げられるのが、和歌山県を代表する特産品である「紀州南高梅」の食べ比べコーナーです。


ここには、スーパーで売っているようなパック入りのものではなく、肉厚で立派な梅干しが樽に入って並んでいます。
甘みがあり子供でも食べやすい「はちみつ漬け」、昔ながらの酸っぱい「紫蘇漬け」、カツオの風味が効いた「かつお梅」、さらに塩分濃度が異なるものなど、数種類の異なる味わいの梅干しが用意されています。




それぞれを一粒ずつ取って白米やお粥と一緒に味わえば、その風味の豊かさに驚くと同時に、和歌山に来たことを舌で実感できるでしょう。


さらに、新鮮なマグロやシラス、とろろ、大根おろしなどを自由にご飯に乗せて作る「オリジナル海鮮丼(勝手丼)」も大人気で、多くのゲストが列を作ります。






洋食コーナーでは、シェフが目の前で調理してくれる「エッグステーション」があり、好みの具材(ハム、チーズ、マッシュルーム、玉ねぎなど)を入れた焼きたてのオムレツを提供してくれます。
ソースもケチャップだけでなく、トリュフソースや、季節によっては地元の柑橘を使った特製ソースなどが用意されており、ホテルの朝食らしい優雅な一皿を堪能できます。


パンコーナーも充実しており、発酵バターの香りが漂う焼きたてのクロワッサンやデニッシュ、バゲットなどが並びます。
特にクロワッサンはサクサクとした食感が評判で、隣にあるトースターで軽く温め直すとさらに美味しくいただけます。


子供が大好きなパンケーキやワッフルもあり、ホイップクリームやフルーツソースをトッピングしてデザート感覚で楽しむこともできます。






ドリンク


ドリンクコーナーも、和歌山らしさを意識したラインナップとなっています。
通常のコーヒー、紅茶、牛乳、豆乳などに加え、フレッシュジュースのコーナーには、和歌山県産のみかんジュースや柑橘系のジュースが並びます。
濃厚で甘みと酸味のバランスが絶妙なみかんジュースは、市販の濃縮還元ジュースとは一線を画すフレッシュな味わいで、朝の身体にビタミンをチャージしてくれます。
時期によっては、数種類のみかんジュース(早生、デコポンなど)の飲み比べができる場合もあります。
また、健康志向の方にも嬉しいグリーンスムージーや、疲労回復に効果的なビネガードリンクなどが用意されていることもあります。


コーヒーマシンは最新のものが導入されており、エスプレッソ、カプチーノ、カフェラテなどをボタン一つで淹れることができます。
レストランの出口付近には、部屋への持ち帰り用(テイクアウト用)の紙コップとコーヒーマシンが設置されていることが多く、食後の温かいコーヒーを部屋に持ち帰って、バルコニーや窓際で海を眺めながらゆっくりと楽しむことができます。
このような細やかなサービスが、滞在の満足度を一段と高めてくれます。
南紀白浜マリオットホテル ラウンジ(ディナータイム)


マリオットボンヴォイのプラチナエリート以上の会員、またはラウンジアクセス権付きのプランで宿泊しているゲストだけが利用できる特別なサービスが「ラウンジアクセス」です。
多くのマリオットホテルには専用のクラブラウンジ(部屋)がありますが、南紀白浜マリオットホテルでは、1階の広々としたロビーエリアの一部(コワーキングスペース周辺など)をラウンジスペースとして運用しています(時期により2階などに特設される場合もあり)。
特に楽しみなのが、夕方17:00頃(時間は時期により変動)から始まる「カクテルタイム(ディナータイム)」です。
日が落ちていくロビーの落ち着いた雰囲気の中で、無料でアルコールと軽食を楽しむことができる、大人のための時間です。
フード


カクテルタイムに提供されるフードは、ビュッフェ形式で自由に取ることができます。




ラインナップは日によって異なりますが、基本的には「お酒のおつまみ」としての軽食(オードブル)が中心です。
具体的には、以下のようなメニューが並ぶことが多いです。
- ホットミール:唐揚げ、フライドポテト、たこ焼き、春巻き、温野菜、ソーセージのグリルなどから2〜3種類。これらは補充されるとすぐになくなるほどの人気です。
- コールドミール:枝豆、チーズの盛り合わせ、野菜スティック(バーニャカウダソース)、ハム、サーモン、カプレーゼなど。
- スナック類:ミックスナッツ、プレッツェル、チョコレート、トルティーヤチップス(サルサソース添え)。
- ご飯・麺類:基本的にはありませんが、稀にちまきや一口サイズの麺類が出ることがあります。












ここで重要なのは、「今日はガッツリ夕食が出るかな?」と過度に期待しないことです。
あくまで「夕食前の食前酒(アペリティフ)を楽しむ場」として利用するか、あるいは「今日はランチを食べすぎたから、軽めの夕食で済ませたい」という場合に適しています。
もし記念日のディナーや、しっかりとした地元の海鮮料理を楽しみたい場合は、ホテル内のレストラン「Grill & Dining G」を予約するか、ホテルから徒歩圏内(ただし坂の下)にある「長久酒場」や「幸鮨」などの有名店へ出かける計画を立てることをおすすめします。
ドリンク
アルコール類はセルフサービスで、自分の好きな濃さや組み合わせで作ることができます。


冷蔵庫には冷えたビール(キリン一番搾り、アサヒスーパードライ、ハイネケンなど)、スパークリングワイン、白ワインが用意されています。


生ビールサーバーも追加されてました。


カウンターには赤ワイン、ウイスキー、ジン、ウォッカ、カンパリなどのスピリッツ類がずらりと並びます。
そしてここでも和歌山らしさが光るのが「梅酒」の存在です。
濃厚で香り高い梅酒が用意されており、ロックでじっくり味わうのも良いですし、炭酸水で割ってソーダ割りにしても爽やかで美味しくいただけます。
お酒が飲めない方やお子様向けには、冷蔵庫にペプシコーラ、ジンジャーエール、トニックウォーター、オレンジジュース、アップルジュースなどのソフトドリンクが充実しており、コーヒーや紅茶もマシンで淹れることができます。


ロビーの大きな窓から夕暮れの景色を眺めながら、グラスを傾ける時間は、リゾートホテルならではの贅沢なひとときです。
南紀白浜マリオットホテル ラウンジサービス(ティータイム)


カクテルタイム以外の時間帯、主にチェックイン直後の15:00頃から夕方までは「ティータイム(デイスナックタイム)」としてラウンジ機能を利用できます。
この時間帯にはアルコールの提供はありませんが、明るい日差しが差し込むロビーで、優雅なひとときを過ごすことができます。




フードカウンターには、個包装されたチョコレート(キットカットなど)、クッキー、マシュマロ、グミ(ハリボーなど)、スナック菓子(柿の種、ソイジョイなど)が並んでいます。
また、和歌山銘菓の梅のお菓子(梅クランチチョコや梅あられ)や、地域の特産品を使ったおやつが置かれていることもあり、ちょっとしたお茶請けに最適です。


ドリンクは、コーヒーマシンでのカフェラテやカプチーノ、各種ティーバッグの紅茶、冷蔵庫のソフトドリンクが自由に飲み放題です。
特に、観光で歩き回ってホテルに戻ってきた際、部屋に戻る前に冷たいドリンクで喉を潤せるのは非常にありがたいサービスです。
ロビーエリアにはWi-Fiも完備されており、電源が使える席もあるため、景色を眺めながらPCを広げて仕事をしたり、読書に没頭したりと、コワーキングスペースやカフェのような使い方ができます。
チェックアウト前の待ち合わせ場所としても非常に重宝するスペースであり、広々としたソファでリラックスしながら出発の準備を整えることができます。
南紀白浜マリオットホテル フットネス、コインランドリー
長期滞在をする方や、旅先でも日常のルーティンを崩したくない方にとって、フィットネスジムとコインランドリーの有無はホテル選びの重要な基準となります。
南紀白浜マリオットホテルは、これらの設備もしっかりと完備しており、快適な滞在をサポートしてくれます。
フィットネス


宿泊者が24時間(メンテナンス時間を除く)無料で利用できるフィットネスセンターが用意されています。
場所はホテル1階(または地下)にあり、ルームキーをかざして入室するシステムになっており、セキュリティ面も安心です。
室内はコンパクトながら清潔で、鏡張りになっておりフォームの確認もしやすい環境です。
設備としては、以下のような基本的なマシンが揃っています。
- 有酸素運動系:ランニングマシン(トレッドミル)、エアロバイク、クロストレーナー。それぞれのマシンにはモニターが付いており、テレビを見ながら運動が可能です。
- 筋力トレーニング系:ダンベルセット(重さのバリエーションあり)、アジャスタブルベンチ、バランスボール、ヨガマット。


本格的なウェイトスタックマシンなどは少ないものの、有酸素運動で汗を流したり、軽めの筋トレを行ったりするには十分な設備です。
また、タオル類(フェイスタオル、スポーツタオル)やウォーターサーバーも常備されているため、客室からウェアとシューズを着用していけば、手ぶらでトレーニングを始めることができます。
温泉に入る前にひと汗かいておくと、その後の入浴とビールの美味しさが倍増すること間違いありません。
コインランドリー


ホテル1階には、宿泊者用のコインランドリーコーナーが設置されています。
特に夏場の海水浴シーズンには、水着やラッシュガードをすぐに洗いたいというニーズが高いため、非常にありがたい設備です。
利用料金はコースによって異なりますが、洗濯から乾燥までを一気に行える標準コースで500円〜600円程度です。
小銭がない場合でも、フロントで両替してもらうことが可能です。
特筆すべきは、客室のテレビモニターやスマートフォンの専用ページから、現在の洗濯機の稼働状況(空き状況)や、自分の洗濯物の残り時間を確認できるシステムが導入されている場合があることです。
これにより、わざわざランドリーまで行って「全部埋まっていた…」という徒労を防ぐことができ、時間を有効に使えます。
南紀白浜マリオットホテル プール


南紀白浜マリオットホテルが「夏のリゾート」として輝きを増す最大の要因が、屋外に広がるガーデンプールです。
営業期間は例年7月上旬から9月中旬・下旬頃までの夏季限定となっており、この期間中は多くのファミリーやカップルで賑わいます。
プールの周囲は豊かな緑に囲まれており、その向こうには青い海が見えるという、ロケーション抜群の空間です。
プールサイドにはデッキチェアやパラソルが配置されており、泳ぎ疲れたらここで寝そべって、冷たいドリンクを飲みながら読書をしたり昼寝をしたりと、海外リゾートのような優雅な過ごし方が可能です。
メインプールの深さは約1.2メートル前後ですが、特筆すべきは水深約57cmの子供用ゾーン(キッズプール)が併設されている点です。
小さなお子様でも安心して水遊びができるため、プールデビューの場所としても最適です。
また、プールサイドには空気入れ(電動コンプレッサー)が用意されており、持参した大きな浮き輪やビーチボールを膨らませるのに無料で利用できます。
タオルもプールサイドで貸し出してくれるため、部屋から持っていく必要はありません。
更衣室やシャワーも近くに完備されていますが、多くのゲストは水着の上にラッシュガードやTシャツを着て、部屋から直接プールへ向かい、終わったらそのまま部屋に戻ってシャワーや温泉へ直行するというスタイルをとっています。
夜になるとプール全体がライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます(ナイトプールとしての営業有無は年度により異なるため、事前に確認が必要です)。
南紀白浜マリオットホテル宿泊記 ブログレビューまとめ


今回、南紀白浜マリオットホテルに滞在してみて感じたのは、ここが単なる宿泊施設ではなく、白浜の自然と温泉、そしてマリオットというグローバルブランドの安心感が見事に調和した「デスティネーション(目的地)」であるということです。
特に「温泉ビューバス付プレミアルーム」での滞在は、時間や他人の目を気にすることなく、好きなだけ名湯に浸かり、海を眺めるという究極の非日常体験を提供してくれました。
高台にあるがゆえの坂道の移動や、建物の一部に感じる古さといった些細な懸念点は確かに存在しますが、スタッフの方々の温かいホスピタリティ、地元の食材を活かした美味しい食事、そして何よりも部屋から見る絶景が、それらを補って余りある満足感を与えてくれます。
【このホテルはこんな人におすすめ】
- マリオットボンヴォイ プラチナエリート会員以上の方:
無料朝食、ラウンジアクセス、そして客室アップグレードの可能性という強力な特典により、支払う宿泊費以上の圧倒的なコストパフォーマンスを享受できます。 - 特別な時間を過ごしたいカップル・夫婦:
記念日や自分へのご褒美には、ぜひ「温泉付き客室」を指定予約して、二人だけのプライベートな温泉時間を楽しんでください。 - 小さなお子様連れのファミリー:
靴を脱いで寛げる「和洋室」の利便性、夏季のプール、そしてアドベンチャーワールドへのアクセスの良さは、家族旅行の拠点として最適解です。
もしあなたが、次の旅行先として和歌山・白浜を検討されているなら、南紀白浜マリオットホテルは間違いなく候補の筆頭に入れるべき素晴らしいホテルです。
日々の喧騒を忘れ、太平洋の絶景と温泉のぬくもりに包まれる休日を、ぜひ体験してみてください。
マリオットボンヴォイのホテルに宿泊するなら「マリオットボンヴォイアメックス」を持っていると便利です。
年会費の安いカードではありませんが、旅行のスタイルに合わせてご検討ください。


飛行機で行く場合、羽田空港から南紀白浜空港までJALの直行便が1日3便飛んでいます。
JALマイルを貯めるなら、セゾンプラチナ・ビジネス・アメックスがおすすめです。
初年度無料で持つことができますので、まずは1年試してみてはいかがでしょう?
下記の記事でカードに関して詳しく解説してます。




